なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?
- 作者: パコ・ムーロ,坂東智子
- 出版社/メーカー: ゴマブックス
- 発売日: 2007/07/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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(カメが進化していく・・)
・ずっと変わらずにいるものは何もない。変化し続けるこの世界では、進化するかしないかという選択の余地などない。生き残るには進化するしかないのだ。
(1本足になったアリ株式会社の末路・・)
・会社が主要な競争手段のコスト削減に手を出すと、次第にくせになり、行き詰まっていく。そして、結局は、まったくの逆効果となる。
・業績アップにつながる活動が、会社を前進させるための本当の原動力となる。会社の競争力を低下させるようなコストカットは、どれも失敗への第一歩となる。
・競争力を高めることに全力を傾けるべきだ。行き詰まったときは、なんとか前進を続ける努力をしよう。
本当に使えないのは車かドライバーか
・自分の会社には、能力のない社員、仕事のできない社員がやたらに多いと思っている人はいないだろうか?部下の扱い方や管理のしかたを改善すれば、会社の問題は解決するのではないだろうか?
・一番先に出てきたアイデアが一番いいアイデアではることはめったにない。
社長のクローンは働き者ばかり?
・私たちには、レベルやプロフィールが異なる部下たちが必要だ。レベルやプロフィールが異なる役職を全部埋めなければならないからだ。
・重要なのは、みんなが均一なことではなく、みんながそれぞれの役職に適していること、そしてみんながうまく組織され、やる気があり、よく管理されていることだ。
「自ら動く新入社員」と「指示待ちベテラン社員」
・勤めた機関の長短は評価の尺度にならない。能力、業績、仕事の効率性で評価する。
1006人のうち、会社の妨げとなるのは6人
・適切な時期に重要な決定を行うべき人たちが何もせず、無知蒙味だったために、会社が消滅することがある。
・何も決断しないのが一番よくない。
ボロボロのガレー船と3人の船長の航海術
〜成功するためには、適切な戦略が不可欠〜
・豊かな時期には、仕事の進め方が上手だろうが下手だろうが、目標は楽に達成できる。そして、見事に結果がだせれば、下手な仕事ぶりが表に出ることはない。
優れたエグゼクティブになるには、決定を下す能力や決定を伝える能力、統制をはかる能力を、部下を支援するツールとして使う必要がある。エグゼクティブがこうした能力を十分に発揮せず、その時々のインスピレーションでものごとを決めたり、慣れたやり方しかしなかったり、理論モデルをそのまま使ったりといった調子で、直感に頼るやり方を続けている場合は、その部署の生産性が低くなる下地はすでに出てきている。
部署の生産性が低いのは、必ずしも社員が仕事ができないためではなく、彼らがもっとよく管理されていたらできたはずの仕事ができないという可能性は十分あるだろう。
「部下には管理される権利がある」